高配当ETF【SPYDとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説

高配当ETF

セミリタイアを目指して、資産運用ついて勉強していると「SPYD」という言葉を聞く機会も多いと思います。

でも実際、SPYDって言われてもアルファベットだけでよくわからないよって経験ありませんか?

そこで本日は、SPYDについて特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく簡単に解説したいと思います。

 

SPYDとは?


SPYDは、ステート・ストリート社が運用する、正式名称を「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」と言う、米国高配当ETFです。

アメリカの優良企業500社を集めた「S&P500」の構成銘柄のうち、高配当利回りの高いREIT(不動産投資信託)を含む上位80銘柄に投資する上場投資信託(ETF)です。

同じく米国高配当ETFであるVYMとHDVの分配金利回りが3〜4%であるのに対して、SPYDは3%~6%の高い分配金利回りが特徴的なETFです。

 

S&P500について詳しくはこちらをご覧ください♪

 

SPYDの特徴

SPYDの概要・分配金推移・構成銘柄・セクター比率・基準価額・トータルリターン・特徴について以下にまとめています。

概要

SPYD
運用会社ステート・ストリート
設立年2015年10月21日
資産総額29.85億ドル
(3256億円)
経費率0.07%
配当利回り(税込み)6.19%
構成銘柄数80銘柄

※2021年3月9日時点

 

分配金推移

権利落ち日分配金 配当利回り 
2020/12/18$0.6066177.44%
2020/09/21   $0.263572 3.72%
2020/06/22$0.3657155.84 %
2020/03/23$0.3961874.56%

 

分配金についてはこちらをご覧ください♪

 

構成銘柄・セクター比率

SPYDは時価総額加重平均型ではなく、S&P500の構成銘柄のうち配当利回りが高い上位80銘柄に1銘柄あたり1.25%程度の均等割合で構成されています。

暴落の際に弱い不動産セクターを組み入れていないVYMやHDVと比べて、SPYDは不動産セクターも組み入れてます。

したがって、SPYDは銘柄選定でセクターや時価総額に縛られることなく純粋に配当利回りのみで選んでいるので、コロナショック前までは配当利回りがVYMとHDVに比べて圧倒的に高かったです。

構成銘柄
SPYDの上位10銘柄セクター構成比率
ホーリーフロンティアエネルギー1.54%
コノコフィリップスエネルギー1.52%
バレロ・エナジーエネルギー1.49%
ヘインズブランズテクノロジー1.48%
ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル金融1.47%
エクソンモービルエネルギー1.42%
ルーメン・テクノロジーズコミュニケーション1.41%
ゼロックス・ホールディングステクノロジー1.40%
ボルネード・リアリティー・トラスト不動産1.39%
リージェンシー・センターズ不動産1.39%

※2021年3月9日時点

 

セクター比率
セクター構成比率
金融23.23%
不動産19.16%
エネルギー14.91%
公益事業12.18%
テクノロジー7.53%
コミュニケーション6.28%
素材4.89%
生活必需品4.84%
一般消費財3.82%
ヘルスケア3.16%

※2021年3月9日時点

 

基準価額

※上記の「SPYDチャート」をクリックすると大きなチャートが見れます。

 

トータルリターン

 

特徴

特徴は以下の通りです。

・高配当ETFである(分配金利回り3%~6%)
・S&P500の構成銘柄の上位80銘柄に1銘柄あたり1.25%程度の均等割合で投資
・比較的小型銘柄も組み込まれている
・投資先にREIT(不動産投資信託)も含まれている
・投資先が金融、不動産、公益事業に少し偏っている
・できてから歴史が浅い

SPYDは銘柄選定の方法上、小型銘柄や不動産セクターの割合が高くコロナショックなどの暴落に弱い傾向があります。

それでも、暴落不況時を除けば圧倒的に高い配当利回りを実現していることには変わりありません。

 

SPYDへ投資するメリット

S&P500に連動する投資信託やETFに投資をすると、以下のメリットがあります。

・配当が高い
・少額からはじめられる
・運用コストが低い
・投資するだけでリスク分散になる
・個別株よりも値動きがわかりやすい

では、それぞれについて解説していきます。

 

配当が高い

SPYDのメリットは何と言っても高配当であることです。

SPYDに投資をするだけで、3%~6%の高い利回りの分配金を簡単にもらうことができます。

同じく米国高配当ETFであるVYMとHDVの分配金利回りが3〜4%であるので、それに比べてもSPYDは高い分配金利回りであると言えます。

これだけ高い配当利回りがあるので、セミリタイア後の不労所得の柱にすることも考えられます。

配当利回りが5%で5000万円投資をしているとすると、税引後に毎年200万円もの分配金を得ることができます。

これだけですごいメリットだと言えます。

 

運用コストがとにかく安い

運用コストがとにかく安いです。

毎年0.07%の運用手数料(経費率)で運用することができます。

これは、投資のプロに運用してもらっているのにも関わらず、1000万円投資しても毎年7000円しかかからないことになります。

投資の世界において破格中の破格です。

国内の比較的安い投資信託でも、毎年0.2~0.09%程度の運用手数料がかかるので、それに比べても破格であると言えます。

 

少額からはじめられる

SPYDは比較的小額から投資することができます。

同じく米国高配当ETFであるVYMとHDVの価格が、コロナショック前でどちらも1万円程度、コロナショック後で7000円〜9000円程度です。

それに対してSPYDは、コロナショック前で4000円程度、コロナショック後には2000円〜3000円程度と、大学生や20代社会人でも手の届きやすい価格となっております。

SBIネオモバイル証券

 

投資するだけでリスク分散になる

SPYDは高配当株に集中的に投資をしているETFですが、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している80社で構成されています。

なので、SPYDに投資するだけで、80社に分散して投資することができます。

分散して投資することで、業績がいい会社や業績が悪い会社のバランスが取れて安定的に安全に投資できます。

 

個別株よりも値動きがわかりやすい

SPYDはインデックス銘柄であり、アメリカの景気に連動して値動きがします。

個別の会社の業績を読むよりは、アメリカ全体の景気を読む方が比較的容易です。

その会社特有の事情などの特殊要因がないので、個別株よりSPYDの方が値動きがわかりやすいです。

 

SPYDへ投資するデメリット

S&P500に連動する投資信託やETFに投資をすると、以下のメリットがあります。

・確定申告が必要な場合もある
・短期的に稼ぎにくい
・不況に弱い
・できてからまだ歴史が浅い

では、それぞれについて解説していきます。

 

確定申告が必要な場合もある

SPYDの最大なメリットである分配金ですが、それにかかる税金の一部が二重課税されてしまっているので、それを返してもらうために確定申告が必要になります。

具体的には、分配金にかかる国内の税金が20.315%で、アメリカの税金が10%です。

このアメリカに対する税金の10%分のお金を国から返してもらいたい場合は確定申告をする必要があります。

 

短期的に稼ぎにくい

高配当企業は古い業種や企業が多いので成長があまり見込めません。

したがって、SPYDの価格が大きく上がることには期待が持てません。

短期的に利益を出したい方は、より短期的に投機性のある信用取引やFXをおすすめします。

SBIネオモバイル証券(FX)

 

不況に弱い

コロナショックのときに、同じ米国高配当ETFであるVYMとHDVと比べて下落率が最も高かく、回復までにも最も時間がかかっています。

これは、SPYDは銘柄選定の方法上、小型銘柄や不動産セクターの割合が高くコロナショックなどの暴落に弱い傾向があるためだと言われています。

 

できてからまだ歴史が浅い

設立年が、VYMが2006年でHDVだ2011年であるのに対して、SPYDは2015年とまだ歴史があまりありません。

そのため、これまでの実績が少なく、将来的に未知な部分が多いです。

今回のコロナショックで大暴落を経験できたので、どのように乗り越えていくのかに注目です。

 

まとめ

SPYDについてまとめると以下のようになります。

特徴
・高配当ETFである(分配金利回り3%~6%)
・S&P500の構成銘柄の上位80銘柄に1銘柄あたり1.25%程度の均等割合で投資
・比較的小型銘柄も組み込まれている
・投資先が金融、不動産、公益事業に少し偏っている
・できてから歴史が浅い

メリット
・配当が高い
・少額からはじめられる
・運用コストが低い
・投資するだけでリスク分散になる
・個別株よりも値動きがわかりやすい

デメリット
・確定申告が必要な場合もある
・短期的に稼ぎにくい
・不況に弱い
・できてからまだ歴史が浅い

 

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