コロナの影響で米国高配当ETFの「SPYD」が大きく減配したので記事にまとめました。
そもそもSPYDとは?
SPYDは、正式名称を「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」と言う、米国高配当ETFです。
同じく米国高配当ETFであるVYMとHDVの分配金利回りが3~4%であるのに対して、SPYDは3%~6%の高い分配金利回りが特徴的なETFでした。
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分配金がどれくらい減ったの?
前期から比べると、約30%も減配しました。配当利回りは約2%ほど減っています。
SPYDの分配金が減ったということは、SPYDが投資している企業の配当金が減ったことでもあるので、SPYDの減配からアメリカの実体経済はまだ回復していないことが予想できます。
日付 | 分配金 | 配当利回り |
2020/09/18 | 0.263572 | 3.72% |
2020/06/19 | 0.365715 | 5.84 % |
※2020年9月19日時点
前年同期と比べると、40%以上も減配しています。配当利回りは約1.5%ほど減っています。
日付 | 分配金 | 配当利回り |
2020/09/18 | 0.263572 | 3.72% |
2019/09/20 | 0.447676 | 5.13% |
2018/09/21 | 0.45071 | 4.32% |
2017/09/15 | 0.362827 | 4.08% |
2016/09/16 | 0.326104 | 5.17% |
※2020年9月19日時点
※2016年〜2019年の配当利回りは年間分配金を前年末の株価で割った利回りです。
直近配当利回り・トータルリターン比較
直近配当利回り
日付 | SPYD | VYM | HDV |
2020/09/18 | 3.72% | 3.54% | 4.10% |
※2020年9月19日時点
同じような米国高配当ETFであるVYMやHDVと比べると、直近分配利回りは同水準です。
年初来トータルリターン
日付 | SPYD | VYM | HDV |
2020/09/18 | -25.20% | -8.98% | -15.27% |
※2020年9月19日時点
VYMやHDVと比べると、直近分配利回りは同水準ででしたが、年初来トータルリターンはSPYDが圧倒的に低くなっています。
コロナショック後にSPYDだけ、この3つの中で価格の戻りが遅いのが原因だと考えられます。
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チャートの変化は?

減配速報が出た後すぐのチャートが上になります。
前日比-1.62%と意外と落ち込んでいません。良くも悪くもコロナショック後の値動きの少ないSPYDの特徴が出ていますね。

全期で見てみても、大きく値動きはしていません。SPYDの設立したてと同じくらいの価格です。
今後、どれくらい変わっていくか注目です。
今後のSPYDとの付き合い方は?
米国高配当ETFへの投資は、長期保有を前提しているので、私はホールドで良いと考えています。
今回の減配はこれまでの特に高配当であったSPYDからすれば大きな減配ですが、同じような米国高配当ETFであるVYMやHDVと比べると、直近分配利回りは同水準です。
また、この減配はコロナによる構成銘柄企業の経営悪化が原因だと考えられます。
したがって、コロナが収束して経済が元に戻れば価格も元に戻ると予想できるので、今回の大きな減配で価格が下落すれば、買い増しのチャンスだとも思います。
あくまでも投資の判断はご自身の責任で行なってください!
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