全世界投資【VTとは?】特徴やメリット・デメリットなど表やチャートを使ってわかりやすく解説

ETF

セミリタイアだったりFIREを目指して、資産運用ついて勉強していると「VT」という言葉を聞く機会も多いと思います。

でも実際、VTと言われてもアルファベットだけでよくわからないよって経験ありませんか?

そこで本日は、VTについて特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく簡単に解説したいと思います。

 

VTとは?

VTとは、バンガード社が運用する正式名称を「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」と言う、新興国から先進国まで世界中の銘柄が組み込まれた米国のETFです。

世界中の約8,800銘柄の大型、中型、小型株で構成される、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」のパフォーマンスへの連動を目指します。

これは、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしており、VTに投資するだけで新興国から先進国まで世界中の株式市場へ分散投資することができます。

 

VTの特徴

VTの概要・地域別構成比率・市場別構成比率・構成銘柄・セクター別構成比率・基準価額・トータルリターン・特徴について以下にまとめています。

概要

VT
運用会社バンガード
設立年2008年6月24日
資産総額159.72億ドル
(約1兆6676億円)
経費率0.08%
配当利回り(税込み)1.81%
構成銘柄数8816銘柄

※2020年12月1日時点

 

地域別構成比率・市場別構成比率

VTには、新興国から先進国まで世界中約47ヵ国の約8,800銘柄の大型、中型、小型株が組み込まれています。

現時点では、市場別構成比率が最も高いアメリカが全体の57.5%も占めています。2位の日本が7.4%であることからも、VTは全世界株式ETFではありますが、そのほとんどを米国市場で構成されていることがわかります。

ただし、これはVTに限った話ではなく、全世界株式型などのETFや投資信託のほとんどで、構成銘柄の半分以上をアメリカが占めています。

 

地域別構成比率
地域構成比率
北米60.0%
欧州16.5%
太平洋地域12.3%
新興市場11.3%
中東0.1%
その他0.3%

2020年10月31日時点

 

市場別構成比率
上位10市場構成比率
米国57.5%
日本7.4%
中国5.3%
イギリス3.7%
スイス2.5%
カナダ2.5%
フランス2.4%
ドイツ2.3%
オーストラリア2.0%
台湾1.8%

2020年10月31日時点

 

構成銘柄・セクター別構成比率

構成銘柄は全部で8816銘柄あり、上位10銘柄で全体の13.77%を占めています。

時価総額加重平均型の「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」のパフォーマンスへの連動を目指す構成がされています。

特にアメリカ株のGAFAMの銘柄が上位を占めており、そのGoogle(GOOGL, GOOG)とApple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)の6銘柄だけで全体の10.83%になります。

VTは全世界株式ETFなので、アリババやテンセントなどのアメリカ株以外の世界的に有名な銘柄も含まれています。

 

構成銘柄
VTの上位10銘柄セクター構成比率
アップルテクノロジー3.09%
マイクロソフトテクノロジー2.67%
アマゾン一般消費財2.26%
フェイスブック電気通信1.11%
アリババ・グループ・ホールディングス一般消費財0.94%
アルファベット(GOOGL)電気通信0.86%
アルファベット(GOOG)電気通信0.84%
テンセント・ホールディングス電気通信0.77%
ジョンソン&ジョンソンヘルスケア0.64%
テスラ一般消費財0.59%

2020年12月1日時点

 

セクター別構成比率
セクター構成比率
テクノロジー21.4%
一般消費財15.8%
資本財13.5%
金融12.7%
ヘルスケア11.6%
生活必需品6.0%
素材4.2%
電気通信3.7%
不動産3.5%
公益3.4%
エネルギー3.0%

2020年10月31日時点

 

基準価額

※上記の「VTチャート」をクリックすると大きなチャートが見れます。

 

トータルリターン

 

特徴

特徴は以下の通りです。

・新興国から先進国まで世界中約47ヵ国の約8,800銘柄で構成
・全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバー
・全世界株式ETFではあるが、57.5%を米国市場で構成
・GAFAMの銘柄で10.83%を占めている

VTは新興国から先進国まで世界中の銘柄が組み込まれた米国のETFです。

構成銘柄は8816銘柄ありますが、上位10銘柄で全体の13.77%GAFAMだけで全体の10.83%になります。

全世界株式ETFなので、アリババやテンセントなどのアメリカ株以外の世界的に有名な銘柄も含まれています。

 

VTへ投資するメリット

VTへ投資をすると、以下のメリットがあります。

・高いリスク分散ができる
・運用コストがとにかく低い

では、それぞれについて解説していきます。

高いリスク分散ができる

VTには、新興国から先進国まで世界中約47ヵ国約8,800銘柄の大型、中型、小型株が組み込まれています。

もし将来にアメリカから他の国が世界の覇権を奪ったとしても、VTは投資対象が世界なのでその影響が少ないと考えられます。

このように、VTに投資をするだけで全世界株式市場に分散投資をすることができるので、簡単にトップクラスに高いリスク分散を可能にします。

分散して投資することで、業績がいい会社や業績が悪い会社、国々の景気の差のバランスが取れて安定的に安全に投資できます。

 

運用コストがとにかく低い

運用コストがとにかく安いです。

毎年0.08%の運用手数料(経費率)で運用することができます。

これは、投資のプロに運用してもらっているのにも関わらず、100万円投資しても毎年800円しかかからないことになります。

この価格は投資の世界において破格中の破格です。

 

VTへ投資するデメリット

VTへ投資をすると、以下のデメリットがあります。

・VOOやVTIと比べてトータルリターンは低い
・確定申告が必要な場合もある

では、それぞれについて解説していきます。

VOOやVTIと比べてトータルリターンは低い

アメリカ市場が投資対象であるVOOやVTIと比べると、VTはトータルリターンが半分くらいになってしまいます。

上記のチャートからも分かる通り、VTは全世界にリスク分散をしており高い安全性がありますが、その分リターンは少なくなってしまいます。

リスクを優先するのかリターンを優先するのかでVTに対する評価は変わってきます。

 

※あくまでもVTはVOOとVTIと比べるとトータルリターンが低いだけなので、10年間でトータルリターンが+150.6%は十分に高い数値です。

 

確定申告が必要な場合もある

VTは分配金をもらうことができますが、分配金にかかる税金の一部がが二重課税されてしまっているので、それを返してもらうために確定申告が必要になります。

具体的には、分配金にかかる国内の税金が20.315%で、アメリカの税金が10%です。

このアメリカの税金である10%分を国から返してもらいたい場合は確定申告をして返してもらう必要があります。

 

まとめ

VTについてまとめると以下のようになります。

特徴
・新興国から先進国まで世界中約47ヵ国の約8,800銘柄で構成
・全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバー
・全世界株式ETFではあるが、57.5%を米国市場で構成
・GAFAMの銘柄で10.83%を占めている

メリット
・高いリスク分散ができる
・運用コストがとにかく低い

デメリット
・VOOやVTIと比べてトータルリターンは低い
・確定申告が必要な場合もある

あわせて読みたい
【VOOとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
【VTIとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説

【VOO・VTI】図や表を使って米国ETFを徹底比較
【VYM・SPYD・HDV】図や表を使って米国高配当ETFを徹底比較

ハイテクETFで今話題!【QQQ・VGT・VOX】図や表を使って米国ETFを徹底比較
米国ETFについて
セミリタイアについて

高配当ETF
【VYMとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【SPYDとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【HDVとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【PFFとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
高配当投資で今話題!【VYM・SPYD・HDV】図や表を使って米国高配当ETFを徹底比較
連続増配ETF【VIGとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説

ハイテク株ETF
【VGTとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【VOXとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【QQQとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
ハイテク株ETFで今話題!【QQQ・VGT・VOX】図や表を使って米国ETFを徹底比較
クラウド株ETF【CLOUとは?】図や表を使ってわかりやすく解説
ソーシャルメディア株ETF【SOCLとは?】図や表を使ってわかりやすく解説
eコマース株ETF【EBIZとは?】図や表を使ってわかりやすく解説

グロース株ETF
【VUGとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【VONGとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説

米国株ETF
全世界投資【VTとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
全米投資【VTIとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
S&P500連動【VOOとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
【VT・VTI・VOO】図や表を使って米国ETFを徹底比較

債権ETF
【AGGとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説
【BNDとは?】特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説

ゴールドETF
【GLDとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
【GDXとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
【GDXJとは?】特徴やメリット・デメリットも含めてわかりやすく解説
ゴールド投資で今話題!【GLD・GDX・GDXJ】図や表を使って米国ETFを徹底比較

コメント

タイトルとURLをコピーしました